大阪にある日本最大の韓国佛教寺院 民衆佛教観音寺

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観音寺の由来

在日韓国・朝鮮人が多数居住する生野区に、日本で最大級の韓国寺がそびえ立つ。

「民衆佛教観音寺文化会館」敷地面積1200平方メートル、9階建て。1階には柔和な笑みをたたえた釈迦牟尼佛本尊が鎮座する本堂。2階から上には葬儀やイベントに使用できる多目的ホールと位牌壇が完備されている。

管長の釈円然(しゃく・えんぜん)は民衆佛教観音寺文化会館を建立することになった動機をこのように語った。

韓国人には、日本による植民地時代から自意または、他意的に日本に来て住んだ人々がおられます。それが、戦後、大勢の人は祖国に帰ったのですが、生活基盤が無いためなのか、1度帰っても言葉や生活環境が適せず、日本に逆戻りしてきた人も多い。

これらの人々を「在日韓国人」といって、戦後は90万人を超えていましたが、死亡、日本籍への帰化などにより、現在では、70万人ぐらいだと言われています。

特に在日同胞達が多く密集して住んでいるところがあります。それは大阪市生野区であり、区民15万人の中で4万人は在日同胞、これに帰化した人や流動人口まで数えると15万人の中で約70%は韓国・朝鮮人系です。

異なる民族が集まって毎日顔を合わせながら生きているのに、互いの異なる文化を理解する為の文化会館が一つもないのは思えば不思議なことである。そんな時、現れたのが、日本曹洞宗の僧侶である吉村大徹氏でした。

吉村氏は、若い頃、事業がうまくいかず、苦しいときに助けてくれたのが日本人ではなく、韓国人だったという。吉村氏はその後、出家して修行を積み一人前の僧侶になったとき、ふっと思い出し往時の韓国人を探したが全く解らない、そんな時偶然に出会ったのが私でありました。吉村氏は、私の話を聞くと「あの方のためにも韓国人に一番必要で、喜ぶ事をしたい」と、韓国寺の新築を発起し、建築に奔走してくれたのが今の会館です。

吉村氏は、会う度に「お寺が完成したら皆さんは本当に喜ぶな」と熱っぽく語り、情熱を傾け奔走し、誰よりもこの会館の完成を心待ちにしておられました。しかし、その肝心な吉村氏は完成をみることなく惜しくも他界してしまい今では、この世の人でないということに残念な気持ちでいっぱいであります。

新しい観音寺建立の目的となったのはあるお婆さんとの出会いでした。

ある日、一人のお婆さんが尋ねてこられました。そのお婆さんは「自分は韓国に先祖代々の墓地はあるが、これからは向こうにまでお墓参りに行ってくれる人もいないし、かといって日本にお墓を建てても見守ってくれるかどうかが不安であります。祭祀だってちゃんとしてくれるかどうか不安で、眠れない夜が続くのであります。どうしたらいいですか?」と私に聞きました。

このような心配事をどうすれば解決できるのかと考えた末、お墓を守り、祭祀を行いきちんと供養が出来るような場所が必要だと思い、新しい観音寺を建てることを決心したのであります。

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